RENT来日カンパニー'07

今日、2007来日カンパニーのRENTを観ました。
席はブレイクスルーにて。

マークは前回カンパニーと同じ彼。
さすがストーリーの要であるため、イメージや演技ぶり、まさしくマークです。
しかもマークの生まれながらのユーモラスさの滲ませ具合を地でできてて、文句なしです。

ロジャーは、見た目、初代ロジャーに似てます。
ただ、若い（笑）
歌唱力や見た目は申し分ないのだけど、ミミへの愛情が微妙でしたね～。
おそるおそるって感じでしょうか。
もう少し場数を踏んでくれれば・・と思わせます。

ミミは、グレイト！
歌はもちろん、はすっぱさ、まっすぐさ、これぞミミって感じ。
かなり大好きです。
素面なときの笑顔も素敵で、これがまた、ミミって感じさせてくれます。

コリンズは、可愛い声のコリンズだなーが最初の印象。
高めの声で伸びやかに歌い上げます。
けど、コリンズらしいかどうかは・・・人によって判断が分かれるかな。
私としては、メロディを変えて歌うところがどうしても受け容れられず。
歌が上手いのは認めます、けど、、、です。

モーリーンは、ナイスです。
ショートカットのモーリーン！？ってびっくりしたけど、
表情や仕草はまさしくモーリーンそのものな彼女。

ジョアンは、これまたジョアン以外の誰でもないジョアン。
旧知の友達にも思えたくらい。

ベニーは、まるでORG再来？のような感じ。
ここまでそっくりってすごいって思いました。

そしてエンジェル。
正直、顔は美人（？）ではないのですが、、、可愛い！！！
これまでのどのRENTでも観なかったオネェなエンジェルがいました。
そして、適度に素敵な毒を放ち、同時に、差別区別の無い多大なる愛情で溢れた彼女を、
充分に感じさせてくれました。

キャストは申し分なく感じた今回です（ロジャーが青いのだけは置いといて）が、
やはり今回も、照明などはイマイチですね～。
音響トラブルは前回よりかなり少ないものの、ピンスポなどの照明がヘタで。。。
例えば「Out Tonight」
ミミがピンスポの外になること数度・・・
歌ってる最中のミミにずずずっとピンスポが寄りつくんですよー（苦笑）
あちらのスタッフがそういうものだとしたら、
ジャパニーズキャスト等のステージを観てみて！って言いたいです。

今回はラーソンオリジナル演出版で、やはりこっちが落ち着くし楽しめるなぁとしみじみ。
それベースに、それぞれの役者さんが色合いを混ぜるのは楽しく観れるのだけど、
ベースそのものが違ってくると、何か落ち着かなくて、でしたので。

今回の来日RENTカンパニーですが、かなり良いかもです。
RENTに存分に浸りきれました。
もっともっと観たいです。

あと、嬉しかったこと。
素晴らしいRENTを観れた喜びと感謝を込めながらSeasons Of Loveを歌ったら、
そうだよねー！って感じにミミがわかってくれて、見つめあいながらに。
見つめあいながら同じ歌を歌っているだけなのだけど、
ミミである喜びを彼女がすごく感じていることが伝わってきて、
RENTを私が心から愛していることが彼女にも伝わって、最高の瞬間。
曲が終わった後、二人でニカッ。
言葉がなくても伝わるものなのですね、気持ちって。

明日からのブレイクスルー挑戦、熱が入っちゃいます。
もっと今回カンパニーは観ないと。

あと。
このRENT、見せたいなぁって思ったのは某彼。
英語だけど全然大丈夫でしょうし。
No Day But Today を観て欲しいなぁって。

No Day But Today
ならば自分はどうする？
悔いのない今日を生きるとしたら？