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特発性間質性肺炎について [父の肺炎]

間質性肺炎のことを少し。
色々な方がブログとかに書いているけど、それぞれの断片的だったりするので、
父の例と、調べた内容などをまとめて書いておきます。

父は、随分前からよくカラ咳をしていました。
父の母が呼吸器系の弱い方だったそうで、遺伝だろうと思っていました。
あと、歩くとすぐ息切れがあり、それは太っているせいだろうと思っていました。
今になってみると、どちらも間質性肺炎の症状に思います。
ただ、去年の冬に胸部X線検査でひっかかり、
その後の再検査では何もないと言われたので、違うのかもしれません。
しかし、間質性肺炎はその気になって診ないと見つからない場合もあるそうなので、なんとも言い難いかな。

仮に長年の間質性肺炎だったとすると、今回は急性増悪(きゅうせいぞうあく)になります。
この時期に新しく服用した薬等は特に無く、発症の1,2日前に寒い中で1時間以上雪かきをしたそうで、
その後に珍しく寒い寒いと言い出したとのことで、風邪がひきがねかなという感じです。

父は特発性間質性肺炎と診断されていますが、線維化は起きていません。
また、指もいわゆるバチ指ではありません。
特発性間質性肺炎の最も危険因子である喫煙も、父は無縁です。

間質性肺炎は、トリ類のアレルギーで起きる例があるそうで、
家も、長年羽毛布団を使っているので気になりましたが、
担当医の診るところ、それらアレルギー反応による肺の様子ではないそうです。
特に、それらのタイプであるときはステロイドがおそろしくよく効くそうです。
膠原病でもないそうです。

また、特発性間質性肺炎ではあるものの、父は難病認定されるタイプではないだろうと。
他の方のブログにもありますが、診断名だけで認定されるものではないそうです。

治療は、現在のところ、ステロイドを短期間に大量投与するステロイドパルス療法のみが急性期の手段。
新薬の研究なども、ちょっと難しいみたいです。
なお、3月15日に慶応義塾大などが特発性肺線維症の肺の線維化をくいとめる新薬を発表し、
その臨床実験が5月から始まるそうです。
うちの父のような線維化していないタイプの場合、こういう薬で次の悪化を止められるのかな?

血液のエンドトキシン吸着療法は、急性期で危険な状態にあるときに有効な例があるようですが、
根本治療ではなく対症療法みたいなもので、落ち着いた後には、意味がないらしい。
また、総じて危険な状態のときに行うため、血圧管理など細心の注意が必要なそうです。
なお、間質性肺炎の治療法として認定はされていないため、保険外です。
はっきりした金額は聞けませんでしたが、100万円くらいはするのではと。
ちなみに、父がいる胆沢病院は、別の症例に対してこのエンドトキシン吸着療法の実績があり、
万が一の場合に、やりたいと言えばできる環境ではあるようです。

前の記事にも書きましたが、人工呼吸器は、ならば使わない方が良いそうです。
呼吸器専門医の判断が欲しいところ。
あと、BiPAPとCPAPの違いは、前者は本人の呼吸に合わせた酸素供給、
後者は機械リズムで強制的に酸素供給と言えばよいでしょうか。
父の場合、肺の機能低下時にはBiPAP、回復後には睡眠時無呼吸症候群にCPAPでした。
(CPAPは、BiPAPの機械のSTモードがそれにあたるらしい)

あと、間質性肺炎の診断材料の一つに、血液中のkl-6の値がよく言われますが、
保険の関係で、公立病院だと頻繁には計測しないみたいです。
代わりに、LDHの値を目安にするそうで、うちの父は、入院時300台ありました。

最後に。
やはり、「特発性」をなんとかクリアしたいのが正直なところ。
胆沢病院も確かな腕を持っていると思うけど、やはり公立病院という限界がある印象。
慶応大病院などであれば、もしかして原因をつきとめたりできるのかなと思ったり。
まだまだ探し出せていない情報があるでしょうし、これからも情報収集していきます。


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